はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋の食養生で、九月の旬の食材の一つカボチャについて話したいと思います。
カボチャと言えば、冬至。でも、なんで食べるの??
今年の冬至は12/22となります。この冬至の日には、ゆず湯やカボチャを食べる風習がありますね。
ゆず湯は、風邪を引かないためという意味があります。しかし、カボチャって何で食べるのでしょうか??
そもそも、カボチャは16世紀に日本へ伝えられてきました。カボチャという名前も、カンボジアで作られていたと思って、それが訛ってカボチャと呼ばれるようになったとも言われます。
カボチャを食べる風習になったのは、ゆず湯と同じく風邪を引きにくくし、痛風も予防するためだと言われます。
確かに、カボチャには冬場には大切になるビタミンが豊富に含まれています。
βカロテン・ビタミンB1・B2・Cなどを含む緑黄色野菜の代表格です。
カボチャを食べる事で、どんな作用がある??
βカロテンは、ガンの原因になる酸化作用をを予防します。そのため、ガン全般を予防や抑制してくれる食材となっています。特に、肺ガンには、人参・ほうれん草とともに予防野菜となります。
カボチャの煮物・カボチャのクリームシチューなどは、これからの季節にピッタリの料理ですね。
この、βカロテンは、実は普段捨てている部分に多く含まれているのです。
それは、ワタや種の部分です。なんと、果肉の2倍も含まれています。
旬は、これからです。捨てずに、利用する事をおすすめします。
でも、カボチャの種は、さすがに使えないよ!?
こう、思う方は多いでしょう。実は、このカボチャの種は、生薬の一つなんです。
生薬としての名前は、南瓜子(なんかし)と言います。
これは、種を日干し乾燥したものとなります。
駆虫薬として使われるため、腹痛や下痢などの食あたりにも使用できます。その他にも、乳汁分泌不全といった産後の授乳期にも良いでしょう。
きちんと、日干し乾燥することが大切です。カビてしまうと、かえって身体に毒となりますので、ご注意を。
まとめ
普段食べているものには、漢方薬の生薬になっているものは多くあります。カボチャの種も、その一つです。ちなみに、乳汁分泌不全の改善には、牛蒡子つまりゴボウの種も、同じ作用があります。
意外と、身近な食材の種には、そのような作用があるのかもしれないですね。
以上、参考になれば幸いです。