はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋冬となり寒さが強くなってきている時期には、温かい食べ物が恋しくなる事でしょう。
その1つである芋煮がこの時期にはオススメとなります。
芋煮のメイン食材である里芋について話していきましょう。スーパーで見かけるので、身近な食材です。身体にどうように良いのか知っていきましょう。
里芋は、生薬?? 実は薬用だった??
山薬という生薬は、実は里芋である事は知っているでしょうか??
民間薬も入れれば、実はそこら中に生薬は転がっています。その中で、山薬と里芋の違いは、一体なんなのでしょう。
山薬は、山の薬と書かれ山にある薬を意味します。ただ、その呼び名が違うのは、里で取れるか山で取れるかの違いだとも言われます。つまり、名前の違いのみとなります。ただ、取れる場所で効能・効果の差は出る事はあります。
世界に600種以上あるため、未知の効能・効果を秘めている里芋も存在しているかもしれませんね。日本では長芋や自然薯、銀杏芋、大和芋などが食べられています。
とろろや煮物、揚げ物などで食され、饅頭やカルカンなど菓子の原料にもなっています。また、国内外を問わず日本料理、薬膳料理の材料としても人気がありますね。古くから日本では親しまれており、これからの寒い季節やお節にも、煮物や芋煮汁なんかにしても、美味しい食べ物ですね。
この里芋には、水溶性食物繊維やでんぷんを多く含まれています。また、基本的に、芋類はカリウムが多いので、むくみ予防などに効果があると言われています。
身体の余分な水分が抜けると言うことは、冷え予防になったり、倦怠感の予防にもなります。胃腸というのは、身体の栄養を取り入れるためには重要な役割があり、また水分代謝にも関与するので、旬な里芋は一層オススメです。
その他にも、血圧を下げたり、コレステロールの吸収を抑える働きもあると言われています。
漢方薬として、山薬の効能・効果を知っておこう。
山薬は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物であり、本州以西の丘陵地や雑木林に自生するつる性の多年草です。
地下の芋は、根と茎の中間の性質をもつ担根体(たんこんたい)と呼ばれる部分です。年ごとに新生交代して伸長成長するもので肉は白色で堅くてもろく、粘性があります。秋に葉が落ちてから、掘り出して乾燥させたものが生薬の山薬となります。
使用する生薬の部位は食べているのと同じ担根体であり、まさに医食同源です。強壮、強精薬として胃を丈夫にし、精力をつけます。手っ取り早く滋養強壮をしたいなら、里芋を毎日食べると良いでしょう。
山薬が入った漢方薬には、どんなものがあるのでしょうか??
■ 参苓白朮散
山薬に、人参や白朮といった生薬を足せば、下痢を止め、健康な脾胃を促します。
代表的な漢方薬として啓脾湯・参苓白朮散があります。旅行先で、胃腸が弱り、下痢をしてしまう方には常備薬ですね。
■ 八味地黄丸
山薬に熟地黄や山茱萸といった生薬を足すと、老化防止に使われる八味地黄丸や六味地黄丸という漢方薬となります。良く、加齢による頻尿などに使用される漢方薬です。
里芋の料理を作るのが面倒だ・・・。
そんな方には、こちら東洋薬行の八味地黄丸がオススメです。台湾の生薬を使っているので、品質に拘った製法をしています。
■ 山薬末
山薬単体では、発汗・熱による脱水症状の口の渇きを治すとも言われいます。まだまだ、残暑が残るので、その予防として粉末も使いやすい科と思います。
まとめ
山薬(里芋)は、胃腸にも良く、風邪の時の口の渇きにも良いので、秋冬の風邪の時に食べるのもいいでしょう。とろろ芋でも構わないので、食欲が無い場合には取り入れて見て下さい。
また、滋養強壮にも良いので健康食品の代換えとして良いでしょう。八味地黄丸は、老化防止の漢方薬とも呼ばれますので、加齢によって健康の異変や倦怠感を感じている場合には、試しやすいでしょう。
病院の薬と違い、身体の足りない部分を補充して治すに特化しているのは東洋医学です。体質改善を初めて、冬には風邪を引かない身体作りをしましょう。
以上、参考になれば幸いです。