はーい。こんにちわー。
元気堂です。
良く漢方・鍼灸の相談でも、多いのが【痺れ】という症状です。
多くの方は、坐骨神経痛などが多いのが特徴です。しかし、稀に【痺れ】でも注意すべきものがあります。
今回は、今ある【痺れ】は、放置して良いものか??
それを見極める手助けをしたいと思います。
痺れから原因となる病気が分かるかもしれない!??
まず、痺れについて知りましょう。
感覚鈍麻(感覚が鈍る)・感覚鋭敏・手足の力が入りにくい事や動きにくいなどの感覚麻痺なども痺れに該当します。
・ 痛みを感じにくい。
・ 触っても感覚が鈍い。
・ 何もしていなくても、ジンジンする。
・ 針で刺されているような感じ。
・ 冷たさ・熱さを感じにくい。
などが症状として表れます。
そして、痺れにも特徴があります。
例えば、脳梗塞による痺れは、指先や口に現れたり、糖尿病であれば末端神経の感覚が低下する事もあります。
特に、注意すべき痺れの症状は、急に体の片側に痺れが出て「麻痺」や「ろれつが回らない」などです。
これは、脳血管障害の可能性があるために、気をつけないといけません。
東洋医学では、痺症(風・寒・湿)が原因。
痺症とは、しびれや痛みの事を指します。気・血の流れが悪いと、詰まるために痛みや痺れが起こります。
東洋医学では、【 不通則痛(通ぜざれば、則ち痛む)】という言葉もあります。
痺れの基本は、気血の流れが原因なのが、東洋の考えとなります。
それに、季節により起こる原因が関与してきます。
それが、寒さ・湿気・風の邪気です。この中でも特に、 冬の寒さ・冷えから原因となる事が多いでしょう。
実際に経験上ですが、鍼灸治療でも灸頭鍼などの温熱治療を含めて治療する方が効果が高い実感があります。
また、漢方薬よりも鍼灸の方が即効性があります。鍼灸がどうしても怖い方は、漢方薬を試すと良いでしょう。病院で長い間、薬を飲んでも変わらないという方には、一度は東洋医学を選択肢として試して欲しいです。
おすすめの漢方薬2トップを紹介。
■ 疎経活血湯
かなり有名な漢方薬かもしれませんね。風・湿の邪を払い、血を補いつつ血の巡りを良くする事で、痛みや痺れを改善します。そのため、解熱鎮痛・消炎・鎮痙・滋養強壮・循環の改善などの多岐にわたり作用します。
臨床応用としては、寝違い・関節炎・痛風・リウマチ・頸肩腕症候群・腰痛などにも使われてきました。
■ 桂枝加朮附湯
湿・寒の邪気を払う事で、痺れや痛みを止める漢方薬となります。疎経活血湯との違いは、寒さに対して効果があると言うことです。この漢方薬に合うタイプは、お風呂に入ると痛みや痺れが緩和するタイプでしょう。
まとめ
痺れは、多くの方が悩んでいる疾患の一つです。急性の脳血管障害などでなければ、、鍼灸や漢方薬も、一つの手として考えても良いかもしれません。
東洋医学では、西洋とのアプローチが異なるので改善する可能性もあります。是非とも、相談して貰えたら、嬉しく思います。
以上、参考になれば幸いです。