
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
初夏になると、急な暑さもあり胃腸の不調などが生じて、身体がバテやすくなっていきます。
そんな時に、旬でオススメなのが梅。
もともと梅は、3毒を断ち、その日の難を逃れる働きがあると言われます。この3毒とは、水毒・血毒・食毒となります。
これらの毒から逃れる術として、僧侶が毎日梅干しを食べていたとも言われます。このような風習から梅干しを毎日に食べれば、福を呼ぶとも言われます。
■ 梅の効能・効果とは!?
梅と言えばクエン酸・リンゴ酸も含まれる事で、疲労改善・食欲増進作用があるので、病後のお粥や夏バテ予防にも良いでしょう。
あまり知られてはいませんが、クエン酸などの有機酸には、身体に吸収しにくいカルシウム・鉄の吸収を促進します。また、カルシウムが骨から持ち出されるのを防ぐなどの働きがあるといわれています。そのため、成長期の子供にも、骨粗鬆症が気になる高齢者にもお勧めです。
また、意外にもミネラルが豊富です。梅のミネラル含有量は、ミカン・リンゴ・ブドウよりも多くなっています。なんとカルシウムはリンゴの4倍、鉄は6倍も多く含まれています。マグネシウムや亜鉛も梅の方が多いという素晴らしいポテンシャルを秘めています。
特に、カリウムは余分な水分である浮腫予防になったり、水分により脾胃が弱るのを防いでくれます。
梅は酸性の食材ですが、体内に入るとクエン酸によってアルカリ性に変わります。そのため、日々のストレスで酸性に偏りがちな身体を中和し、体のpHを弱アルカリ性に保つことに繋がります。
これにより、酸化を防ぎ動脈硬化などの予防に繋がります。
■ 梅ジュースを作って、身体を元気にしよう。
材料:青梅 1㎏ 氷砂糖 1㎏ 保存瓶 3~4L容量
① 梅の黒いヘタを1つずつ取り除く下ごしらえを行い、梅を洗って水気を切ります。
② 布巾などで水気が十分になくなったら、熱湯で消毒した保存瓶に入れていきます。(この際に、梅の串打ちしてもしなくても可)
③ あとは保存瓶に、梅と氷砂糖を保存瓶の中に交互に入れて冷暗所に保管していきます。(一番上に氷砂糖になるように)
④ 氷砂糖が次第に溶けていくので、1日2-3回保存瓶を回してかき回しましょう。
⑤ 2~3週間後くらいで、完成するので梅を取り出しシロップだけにしましょう。(漬けすぎると、渋みが強くなるので)

■ まとめ
梅ジュースがめんどくさい場合には、梅干しもオススメですね。
お弁当が腐らないように使われているのもあって、食中毒予防にも使われています。
その他にも、細菌性の下痢の改善・抗菌作用・真菌を殺す作用・抗アレルギー作用が知られています。これは、ベンズアルデヒド(青酸配糖体)という成分によるものだと考えられています。
この時期に、身体が少し疲れを感じていたら、梅を取り入れてみては、いかがでしょうか。
以上、参考になれば幸いです。